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zoom RSS 【日本、家電の「純輸入国」になる】 が示唆する日本の未来は・・・

<<   作成日時 : 2011/02/22 20:18   >>

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2011年1月21日(金)付の日本経済新聞が報じた記事のタイトル。
一見してそれが内在するものには気づかなかったが、
次の一瞬、「それから目をそらしてはいけない!」という感覚が
頭をよぎった。

(以下に一部のみ転載)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【 日本、家電の「純輸入国」に AV機器、初の「入超」 】
  薄型テレビなどデジタル家電製品の輸入額が、
 2010年に初めて輸出額を上回ったもようだ。
 ソニーなどの電機大手が国内生産を減らし、
 台湾企業などへの生産委託を増やしてきたことが背景にある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


私は経済学オンチである。
だから、事象をシンプルに理解しようとする。
さて、上の記事が示唆することはなんだろうか?
思いつくままにメモしてみよう。

【A.これまでの日本の家電製造と輸出入】
  A−1 海外から安く原料を買い付ける。
  A−2 労働(肉体労働&頭脳活動)により競争力の高い製品を
       製造して付加価値を高める。
  A−3 製品を輸出販売する。
  A−4 製品と原料の差額が利益となる。すなわち、
       労働に対する対価・報酬が日本企業に入ってくる。

【B.これからの日本の家電製造と輸出入】
  B−1 海外に労働力が出て行く。
  B−2 海外で安く原料を買い付ける。
  B−3 海外での労働(肉体労働&頭脳活動)により競争力の高い
       製品を製造して付加価値を高める。
  B−4 日本を含む外国に製品を輸出販売する。
  B−5 日本は製品の代金を現地法人に支払う。
  B−6 製品と原料の差額が現地法人の利益となる。
       すなわち、生産活動に対する対価・報酬がまったく
       日本国内の企業に入ってこない。
       労働力も帰ってこない。何も帰ってこない。
       関税障壁などで守るべきものは何もなくなる。
       残るものは、守秘義務と特許収入と家族への手土産くらい?

AからBに変わることによるメリットは何だろうか?
製造会社の立場では、報酬が低くても喜んで働いてくれる労働者が
国外にたくさんいることが最初に挙げられるだろう。
外貨預金として蓄えることによる、節税対策や経済破綻への
リスク回避という点もあるかもしれない。

では、主要な製造業がAからBに完全移行するとしたら、
日本の労働者の生活はどうなるのだろうか?
特に、日本には、石油などの収入源となりうる資源が非常に少ないことを
前提にして考えてみよう。

【C.これから日本国内で起こること】
  C−1 日本の製造業における外貨獲得(=収入)は激減する。
  C−2 日本に残る労働者の給料は激減すると同時に、
       リストラ断行を止められない。
  C−3 老後の蓄えがあるお金持ちや定期収入のある文化人以外は、
       海外に働きに出なきゃいけないという強いプレッシャに押しつぶされ、
       日本を出て行く決断に迫られる。(あるいは日本の土に還るか。)
  C−4 日本国家の税収も激減するので、年金&福祉は充実しない。
       年金で暮らす人は存在しなくなる。
  C−5 日本が世界に売り込むものは文化的・精神的なものだけになり、
       それもやがて伝説になっていく。
  C−6 日本は廃屋だらけになり、やがて別荘と自立した農家だけの
       避暑地国家となる。(かつての北海道のようなイメージ?)
  C−7 コンクリートジャングルをサラ地に戻す余力など、
       日本にあるわけもなく、都会だった地域は荒れ果て、
       危険な立ち入り禁止地域に設定される。

なにやら、どんどん退廃的なイメージのみが沸いてくる・・・
何とかしなくては・・・

では、海外に目を向けてみよう。

【D.これから海外で起こること】
  D−1 海外の現地法人を中心に、日本人を中心とするコミュニティ・
       経済圏が形成されていく。
  D−2 なんでもかんでも薄利多売で大量生産することが間違いである
       ことが常識になると同時に、科学技術の有効な本来の使い道
       について深く考えていくようになる。
  D−3 始めのうちは、蓄財に成功して日本へ帰ることを夢見るが、
       そのうち価値がないことに気づき、グローバル化社会の一員
       としての自覚を持つようになる。
  D−4 国境への意識がなくなっていき、現地の人たちとの質素な生活に
       溶け込むことに違和感を感じなくなる。
  D−5 日本衰退の二の舞は避けたいという思いから、
       農業を中心とした産業構造を大事にし、地域単位での自立を
       目指すようになる。かつての科学技術も有効活用する。
       すなわち、農業をサポートするための製造業は残る。
  D−6 ボーダレスの意識が世界各地に広まっていくことにより、
       権力に執着して他人を従わせたいと思う人間は減っていき、
       そのうち地球上から絶滅する。戦争はなくなる。

だいぶましなイメージになってきたかな・・・

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21世紀に至るまで、日本人はたくさんの密度の濃い経験をしてきた。
それは、良くも悪くも、世界中に大きな影響を与えてきたことも事実だ。
陰惨で苦しい時代もあり、華やかで開放的な時代もあった。
その中で、個別の状況における一人ひとりの執着心が
いかに人間社会そのものの視野を狭めるかを学び、
今も学んでいる最中である。
そのような経験を積んできたからこそ、これからの未来は明るい。

ようやく、世界あるいは地球という大きな規模での、
人類全体としての真の平和と発展への願いに立ち戻ることができた
というべきだろう。
その観点から見れば、個人としての執着心のレベルから脱却し、、
社会全体の共栄・共存というレベルに意識を昇華させていくことが
必然となる。
それを強く意識していく時代がすでに到来しており、
今は春一番が吹き荒れているのであろう。

私はそのように感じている。

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