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zoom RSS 「窒素ガス注入で格納容器の圧力を上げる」と言い出した。1歩進んで2歩下がらなければ良いが・・・

<<   作成日時 : 2011/04/07 01:57   >>

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東京電力は、
「格納容器内の圧力を1気圧上げて2.5気圧にする」と出てきた。
確かに3号炉は7MPaに耐えたのかもしれない。
(その後、じゃじゃ漏れになったのは水素爆発のせい?)

   経済産業省のプレスリリース
   「「福島第一原子力発電所プラント関連パラメータ」の
    訂正について」
   http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110406007/20110406007.html

不明な点と今後起こりそうな現象を挙げてみよう。

(1)下記のニュースでは相対水素濃度に変わっているが、
経済産業省のプレスリリース
   「福島第一原子力発電所1号機の格納容器内への
    窒素ガスの注入について」
   http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110406008/20110406008.html
にあるように、問題は絶対水素分圧だと考えるのが筋ではないか。
これを相対濃度にまで拡張して良い理屈が説明されていない。
もし、全く”ベント”することなく窒素ガス注入しても、
水素分圧も酸素分圧も変わらないのではないのか?
窒素分圧と全圧があがるだけだ。

(2)全圧が高くなると、まず、水の沸点が若干上昇するだろう。
すなわち、水蒸気が液体に戻る効果が促進されるだろう。
でも、2.5気圧(0.25MPa)程度なら、
それほど大きな効果にはならない気がする。
むしろ、燃料棒の熱を気化熱に変えて格納容器内面まで運んでくれる
水蒸気が多い方が良いかもしれない。
そういう観点ではマイナスかもしれない。

(3)全圧が高くなると、分子の平均自由工程が短くなる。
これは滞留を助長する可能性がないとは言えない。

(4)全圧が高くなると、ガスの部分の熱伝導率が上がる。
冷却効果につながるかもしれないが、
水素爆発反応を抑制する効果につながるかどうかは
わからない。大して効かないかもしれない。

(5)これまで水位が上昇しなかったという経緯から、
1号機にも漏れ穴は開いている可能性が高い。
内圧が上がると、穴から吹き出す水量も増えるのではないか?

(6)液体窒素タンクローリを持ってくると想像していたが、
窒素ガス製造装置をオンサイト設置するらしい。
オンサイト製造装置の窒素ガスの最大圧力はせいぜい0.6MPaだ。
つまり、圧力容器圧が0.25MPa程度なら良いが、
何らかの原因で0.6Ma近くまで圧力上昇した場合には、
もはや窒素ガス注入はできなくなる。(差圧がないから。)
そこまでのつなぎに過ぎないかもしれない。
時間稼ぎ的な手段ということになるかもしれない。
タンクローリならもう少し高圧(1MPa以上)まで供給できる。
でも、高圧は怖いか。


要するに、自然現象における平衡状態というのは、
正の効果と負の効果のバランス(トレードオフ)で決まるのだ。
「相対水素濃度が下がる」ことだけをもって、正の効果が期待できる
と考えるのは科学者としては浅はか過ぎる。
もしきちんと考えているというのなら、論理のつなぎをはしょり過ぎなのだ。
そういった基本的なストーリーをきちんとマスコミに伝えられる人物が不在なのだ。

あとは天に祈るしかないのかもしれない。



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毎日jp              2011年4月7日 0時24分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110407k0000m040154000c.html

福島第1原発:1号機、窒素注入を開始 格納容器爆発防止

 東京電力は6日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に水素ガスがたまり、爆発するのを防ぐため、格納容器内に不燃性の窒素の注入を始めた。約6日間かけて約6000立方メートルを注入し、格納容器内の圧力を1気圧上げて2.5気圧にする。

 通常運転中、格納容器は窒素で満たされているが、原子炉水位が低下している1〜3号機では、高温になった核燃料の被覆管が水と反応してできた水素や、強い放射線で水が分解してできた酸素が格納容器内にたまっているとみられる。東電によると、水素濃度が4%、酸素濃度が5%を超えた場合に爆発の危険があり、格納容器内の水素、酸素濃度を下げることが急務だった。1号機の効果を確かめた上で2、3号機についても実施する。

 東電によると、注入に使用する配管などは使えるが、常設の窒素発生装置が壊れているため、仮設の窒素発生装置を3台設置した。作業では、配管にある元弁、第2隔離弁、第1隔離弁の計三つの弁を順番に開き、窒素発生装置と格納容器の間の配管を段階的に加圧、格納容器内の放射性物質が内圧で漏れないようにして窒素を注入する。
【酒造唯】

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