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zoom RSS 【メモ】 使用済み燃料棒の放射性崩壊による発熱が十分に減衰するのに要する時間と設備について

<<   作成日時 : 2012/08/25 20:56   >>

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原子炉内で、1個のウランの核分裂が次のウラン1個の核分裂を誘発するように連鎖反応がコントロールされた状態を臨界状態と呼ぶ。臨界状態の間に種々の核分裂生成物が燃料棒内部に蓄積される。核分裂生成物の多くもまた放射性物質で、放射性崩壊によって放射線と熱を出し続ける。

放射性崩壊による発熱は各々の元素固有の半減期にしたがって減衰していくものであり、人為的に止めることができないと我々は教えられている。例えば、原子炉停止後に発熱量が10分の1に減衰するまでには1ヶ月ほどの時間を要するが、実際には10年以上の継続的冷却が必要であると説明されることがある。

使用済み燃料棒は3〜5年ほど炉内冷却された後、原子炉建屋上部に設置された貯蔵プールに移送。崩壊熱が十分に減衰するまでさらに数年間ほど冷却が続けられるとのこと。福島第一では、原子炉建屋内だけでなく外部にも共用貯蔵プールがあり、燃料集合体総数は使用済分だけで1万本を超える。

福島第一原発では、ほぼ一杯の共用プールの空き容量確保のため、最近、乾式(ドライ)キャスク貯蔵保管の検討を開始したとのこと。キャスクとは40年間貯蔵に耐える放射線遮蔽・封止能力の高い金属製容器であるようだ。

40年後に、燃料棒入りキャスクを引き受ける世代の多くはまだ生まれていない。それを残すのみならず、「さらに増やしていくのも仕方がないことなのだ」と主張する立場を選択する責任は重い。




【参考サイト】

使用済み核燃料
ウィキペディア

http://buff.ly/1gkQtsK

原子力発電所内の使用済燃料の乾式キャスク貯蔵について
(原子力百科事典ATOMICA)

http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/shinsashishin/pdf/1/ho006.pdf

3−(1)50年間もキャスクの蓋は開けてはならない
     −中身の安全性は確認できない
美浜の会ニュース 2011年3月3日

http://www.jca.apc.org/mihama/News/news111/news111top.pdf

「福島第一原子力発電所 4号機使用済燃料プール等からの使用済燃料取り出しの安全性について」
東京電力株式会社 平成25年2月21日
特定原子力施設監視・評価検討会(第4回) 資料3−1

http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/data/0004_06.pdf



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朝日新聞              2013年4月5日0時14分
http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201304040483.html

核燃料、共用プールから移送開始 福島第一原発

 東京電力は4日、福島第一原発の共用プール内で保管していた使用済み核燃料を乾式キャスクと呼ばれる専用の容器に入れ、原発構内の仮保管設備に移したと発表した。事故後、共用プールから燃料を移送するのは初めて。共用プールの燃料は、ほとんどが事故前に原子炉建屋の使用済み燃料プールから運び込まれたものだという。

 東電は同日、使用済み燃料37体を入れた乾式キャスク1基を、敷地内のグラウンド東側にある鉄筋コンクリート製のキャスク仮保管設備に移した。今後、温度変化などを監視し、順次取り出しを続ける予定だ。

 比較的発熱量が小さい燃料が入っている共用プールからの燃料移送は、廃炉に向けて原子炉建屋の使用済み燃料プールから取り出す燃料の置き場所を確保するための作業。空いたスペースに1〜4号機の燃料を入れる。東電は11月にも、4号機の使用済み燃料プールから核燃料取り出しを始める計画にしている。
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