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zoom RSS 【放射性物質を含んだ空気の動き】 「宮城の心血管疾患、震災後に急増 東北大グループ調査分析」

<<   作成日時 : 2012/08/29 11:51   >>

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読売新聞と河北新報の記事(2012年08月28日)を下に転記しておく。

「心不全は、心臓の収縮力が低下して全身に血液を送れなくなる疾患」とある。心不全が脳卒中・脳梗塞を引き起こす原因となるという説明は読んだことがあるし、血流が関係しているのだから、素人の私でもその関係性を理解できる。

あの当時、自宅を離れ、親戚・知人宅に身を寄せた人々はかなりいたはずだ。もともと宮城県は人口密度にばらつきがあるはず。だから、「居住地による差はなく」と書く意味(目的)が、今の所、私には全く理解できない。

本震直後に増えた理由として「薬不足、寒さ、塩分の多い保存食、停電や断水、避難生活のストレス」を挙げているが、”最も重要な候補”が抜けているのではないか。「放射性物質を含んだ空気」だ。

何かの意図が働いているとしか思えない記事の書き方だ。どうして、それをわざと書き忘れるのか?そんな事情は百も承知だが、やはり指摘しなくては私の気が済まない。

「その空気」は高所の風に乗ったのではなく、地表付近をなめるようにして移動したと考えないと、その後の空間放射線量率分布を説明できない、という考え方がある。さらに、具体的には以下の説明もなされている。早川由紀夫氏の「放射能汚染地図」に簡潔にまとめられており、大変参考になる。 → http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-535.html

その中で特に私が気になっている点を4点ほど書いてみる。

■2011-3/12の21時頃に南相馬市を通過し、3/13 2時宮城県女川町に。

■2011-3/15 4時いわき市、6時関東平野に達し、そのまま西と北に向かって山地に付きあたり、雨に出会って地表に落ちる。この日、福島には雪が降る。午後遅くには、風に乗った特別に濃い「その空気」が北西の方角へ。18時に飯舘村。

■2012-3/20〜21 3/20夕刻には、宮城・山形県境、岩手県南部に一部落ちるも、風が南向きに転じ、翌3/21朝6時に水戸市、朝9時に新宿へ。3/21〜23の間、関東では強い雨が降り、その痕跡を残す。

■以上のタイミングは、1号機爆発3/12 15:36、3号機爆発3/14 11:01とは一致しないことから、「その空気」の”排出”は爆発の瞬間ではなく、原子炉圧力低下とよく符号するようだ。

私の印象は以下の通りだ。
【たとえ地表に落ちなくても、確かに「その空気」は通り過ぎた。その時、外気に触れていた人々はそれを吸い込んでいたであろう。空気中に拡散して薄まっていたものが、のどや鼻、気管支、肺などの湿った内壁に付着し局所的に濃い状態になる。一定期間、体内に滞在し、局所的な影響を与えながら、その一部はやがて体外に排出されていく。外部被曝と内部被曝の話になる。】

その後の被曝者がどうなるかは、素人の私にはわからない。専門家が実験データを示しながら説明すべきであろう。「過ぎ去ったものには何も問題ありませんよ。気にするのは馬鹿ですよ」ということを平然と言いのける人物はプロの科学者ではない。

もちろん、以上の話は、宮城県内だけに留まる問題ではないことも指摘しなければならないだろう。


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@Masao_Sakuraba氏より、仙台市内においても、2011-3/12の18時頃と23時頃、3/13の16時頃に空間線量率上昇が観測されていた話が紹介されている。3/15以前の話で、あまり知られていないことである。

・仙台市青葉区星陵町線量率推移(2011年3月11日〜3月30日)
 http://buff.ly/1n16GLE

・関東・東北地方における推定される放射性プルームの輸送経路
 http://buff.ly/UgMbP2
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読売新聞              2012年8月28日
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20120828-OYT8T00986.htm

心不全救急搬送 震災後2倍に

宮城県内 東北大が調査

画像

 東日本大震災後3週間に宮城県で心不全で救急搬送された件数が、震災前の2倍程度に増えていたことが、東北大の下川宏明教授(循環器内科)らの調査でわかった。避難生活のストレスで血圧や心拍数が上昇するなど、負担が続いたことが原因としている。地震の影響による心血管疾患の急増がデータで示されたのは世界でも例がなく、ドイツで開かれている欧州心臓病学会で28日に発表される。

 昨年2月11日〜6月30日と、震災前の2008〜10年の同期間に県内で救急搬送された計約12万4000件を分析。震災後3週間に心不全で救急搬送されたケースは計174件で、震災前の同時期の75〜89件と比べると2・3〜1・9倍だったことが判明した。その後の3週間も10件前後多めで推移し、7週目で震災前の水準に戻った。

 脳卒中も震災後2週間は1・8〜1・4倍。震災後3週間で震災前と同水準に戻ったが、昨年4月7日に最大震度6強の余震が起きると、再び増加に転じた。

 心臓病や脳卒中の搬送件数は、沿岸部と内陸部、年齢・性別にも差はなかった。下川教授は「震災のストレスは津波被害を受けた沿岸部だけでなく、内陸部でも老若男女を問わず甚大だった。家庭での災害対策や、避難所の健康支援策などを考え直す必要がある」と指摘している。
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河北新報 Kolnet     2012年08月28日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120828t15021.htm
(リンク切れ)

「宮城の心血管疾患、震災後に急増 東北大グループ調査分析」

 東日本大震災後、宮城県内で心不全や脳卒中などの病気が著しく増加したことが、東北大大学院医学系研究科の下川宏明教授(循環器内科学)らの調査で分かった。特に心不全が急増した。年代、性別、居住地による差はなく、研究グループは「県民は震災により等しく大きなストレスを受けた」と分析している。大災害と心血管疾患の関係について、長期にわたる広範囲の研究は過去に例がないという。

 研究グループは、震災4週間前の2011年2月11日から6月30日まで、県内12の消防局・本部の救急搬送記録3万6729件を調査した。
 搬送時に心不全、急性冠症候群(不安定狭心症と心筋梗塞)、脳卒中(脳梗塞と脳出血)、心肺停止、肺炎と診断された患者数を、過去3年間の記録と比較した。
 週単位の発生数では、本震直後と翌週は全ての疾患が増えた。特に心不全は本震後2週目に66件に達し、過去3年間の平均の2.5倍を記録した。その後も30件前後の高い頻度で推移した。
 心不全は、心臓の収縮力が低下して全身に血液を送れなくなる疾患。本震直後に増えた理由として薬不足、寒さ、塩分の多い保存食、停電や断水、避難生活のストレスが考えられるという。
 急性冠症候群は、2週目に過去3年間の平均の2.1倍に当たる25件に急増した。その後は減ったが、震災で心筋梗塞予備軍の患者の症状が通常よりも早く進行したとみられる
 脳卒中は、本震直後と宮城県内で最大震度6強を観測した4月7日の余震後に増え、100件を超えた。心肺停止も同様の傾向が表れ、揺れのストレスが影響したと推測できるという。地域差が出たのは肺炎患者で沿岸部で増えた。大津波に襲われた際に海水やヘドロを飲んだ影響とみられる。ほかの疾患は年齢層や性別、居住地に差はなかった。
 下川教授は「今後の大災害でも同様の事態が起こり得る。薬の情報共有や保存食の減塩化、切れ目のない医療支援体制の構築など対策が必要だ」と話している。研究は、28日付のヨーロッパ心臓病学会誌に掲載された。
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