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zoom RSS 【参考】 日本科学未来館の 「放射性物質はどうやって測るの?」のページ

<<   作成日時 : 2012/08/30 20:39   >>

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日本科学未来館が 「放射性物質はどうやって測るの?」のページを公開していた。
→ http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/case311/home/docs/radioactivity/1104282043/index.html
産総研提供の実測データを掲載していて大変興味深かった。


核種ごとのガンマ線エネルギー値は大きく違い、DNA損傷の程度に違いがありそう。ヨウ素131(右)ピークの左右でのバックグランド段差から多重散乱効果もありそう。つまり「ピークだけを見ていると数え落とす可能性があるのでは?」と気になった。

気になってWikipediaの「ヨウ素」を調べてみたら、ヨウ素131は364keVのガンマ線を放出する前に必ず606keVのベータ線を出すと書いてあった。なるほど、内部被爆をガンマ線だけで考えていてはいけない理由がここにあった。電磁波のガンマ線と熱電子ではDNA損傷に与える影響も大きく違いそうだ。重さm0をもったextremely hot electronですよ。これが直撃したら、局所的には相当利きますよね。電磁波は透過してしまうこともあるけれど。

よくよくスペクトルを眺めているとバックグラウンドの違いが気になってきた。理由を考えてみた。サンプルの有無でバックグランドが大幅に違う理由はおそらくこうだ。核種から検出器へダイレクトに向かうガンマ線がピークを作る一方、それ以外のガンマ線がビニールシートや装置内壁に当たり低エネルギー成分を励起しているということ。

マトリクス効果と言っても良いか。測定環境の影響を排除するためには、被爆していない同じビニールシートをリファレンスに使った方が良かったのでは・・・と思ってしまう。ビニールシートが吸収してしまう成分を数え落とすことになりかねないから。

核種自身が背景放射を増やしているってことかな。だから、背景が変われば背景放射も変わるってこと。そこまで考えて定量分析しているのだろうか。私の経験では、分析屋さんはそこまで深くは考えない。だから、定性的な議論で終わってしまう。そんな経験がある。

だから、著名な公的機関が公表した数字をそのまま信じてはいけないと思う。Rawデータをよくよく見ない限り、倍半分の違いは平気で出てくる。放射線関係でエネルギー分析を深く熟知している専門家がいないような気がしてくる。全部人任せだとしたら、信頼性のある数値なんか出てくるはずがない。経験のない人が、その辺りを考え違いしているのは仕方ないことだとは思うけれど。

ちなみに、「X線とガンマ線の違いは波長の違いでよかったかな?」と疑問が浮かんできたので、早速、理科年表でしらべてみた。すると、「X線とガンマ線の区別は波長(振動数)によるのではなく、電子の状態の遷移によって発生するものをX線、原子核の状態の遷移によって発生するものをガンマ線という。」なるほど、X線にもhardとかsoftがあるし、EUVがX線と呼ばれていたり、いろいろな事情があるのですね。

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