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zoom RSS 高崎観測所と千葉市内における放射性キセノンの測定(核分裂反応の検出) 核実験と福島第一原発事故

<<   作成日時 : 2013/04/27 13:03   >>

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高崎観測所における放射性キセノンの測定結果

               ↓
『核実験監視用放射性核種観測網による大気中の人工放射性核種の測定』、米沢仲四郎、山本洋一、ぶんせき、2011年8月号、451-458. 

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【特に私が注目する点】

・放射性キセノン濃度が最初に急上昇したのは2011-3/15(3/11の4日後)

・積算濃度は、放射性キセノンが圧倒的に多い。
放射性キセノン積算濃度は、放射性ヨウ素の100倍以上!
(比重の大きい希ガスなので地表付近を漂うことが考えられ、人が吸い込みやすいと思われる。)
(物質との反応性が低いので固着しづらいが、他のガスと同様に血液には溶解する。【ヘンリーの法則】)

・半減期は、キセノン135で9.14時間、キセノン133で5.25日、キセノン131mで11.84日
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【2014-5/12追記】
さらに、下記の日本分析センターの論文(2014年出版)によると、千葉市内の大気中キセノン133濃度の最大実測値は1300 Bq/m3。ただし、2011-3/14〜22の1週間分をならした平均値である。実際には、上の文献の図8のように数日のうちに桁違いに減衰していく傾向があると考えられるので、瞬間最大ピーク濃度は少なくとも数倍以上であろう。(数十倍かもしれない。)
               ↓
"Atmospheric 85Kr and 133Xe activity concentrations at locations across Japan following the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident", Journal of Nuclear Science and Technology, Vol.51(5), 2014, pp.712-719.
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/00223131.2014.888960

Collection start Collection stop
(yyyy-mm-dd) (yyyy-mm-dd) Duration (d) 85Kr (Bq/m3) 133Xe (Bq/m3)
------------------------------------------------
2011-02-21 2011-02-28 7 1.41 ± 0.022 <1.4 × 10−3
2011-02-28 2011-03-07 7 1.43 ± 0.022 <1.6 × 10−3
2011-03-07 2011-03-14 7 1.42 ± 0.022 0.056 ± 0.0018
2011-03-14 2011-03-22 8 17.7 ± 0.37 1300 ± 40
2011-03-22 2011-03-28 6 1.97 ± 0.030 25 ± 0.9
2011-03-28 2011-04-04 7 2.14 ± 0.031 10 ± 0.3
2011-04-04 2011-04-11 7 1.53 ± 0.024 0.93 ± 0.024
2011-04-11 2011-04-18 7 1.58 ± 0.024 0.56 ± 0.011
2011-04-18 2011-04-25 7 1.61 ± 0.026 0.53 ± 0.015
2011-04-25 2011-05-02 7 1.56 ± 0.024 0.15 ± 0.003
2011-05-02 2011-05-09 7 1.50 ± 0.024 0.054 ± 0.0017
2011-05-09 2011-05-16 7 1.48 ± 0.024 0.033 ± 0.0010
2011-05-16 2011-05-23 7 1.49 ± 0.023 0.027 ± 0.0008

※この論文では、このキセノン133濃度による住民の外部被曝量(external dose)は1.3μSvと計算している。呼吸による内部被曝については限定的としているが、その理由は”不活性ガスだから”だそうだ。お粗末な理由だと感じるのは私だけであろうか。それで千葉市民は納得するのか。
原文: "Since both nuclides are inert gases and, thus the contribution of internal exposure due to inhalation is limited."
ちなみに、キセノン133は、ヨウ素133から半減期20.8時間で生成されるものでもある。



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【参考】

『4月8日〜9日に高崎で検出されたキセノン 福島原発事故直後との比較では、Xe-133で1/100000、Xe-131mで1/10000』
Merxさんより



『キセノンの同位体』 Wikipedia
                 ↓

「131mXeと133Xe、133mXeそして135Xeは235Uと239Puの核分裂反応によって生成するため、核爆発の指標に」
「キセノンオーバーライド」
 ⇒ 「(135Xeは)核反応を減速または停止する中性子吸収体としての働く」

すなわち、135Xeが急激に抜けると抑制効果が失われる。
福島第一原発ではどうだったか・・・

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