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zoom RSS 河北新報 持時論 ”東北電力と「ともに、前へ」 原発不要 再稼働断念を” 杉山丞氏

<<   作成日時 : 2013/10/05 15:38   >>

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”家庭向けの電気料金が、「火力発電の燃料費増加分と、発電していない原発の維持費まで全てを経費としてもなお黒字になるほど割高だった」”とのこと。


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河北新報     2013年10月4日(金)

持時論

東北電力と「ともに、前へ」 原発不要 再稼働断念を

東北大特任教授 杉山 丞氏

 東日本大震災で大規模停電に見舞われた東北地方において、早期復興に向けた東北電力の迅速な対応は、まさに「希望の光」と呼べるものでした。ことし3月に発表された浪江・小高原発の新設計画撤回からも、被災市民と「ともに、前へ」進む姿勢を感じたものです。できることなら、これからも未来に向かって共に歩んでいきたいと強く願いますが、そこには「原発の再稼働」をめぐる大きな認識のズレが横たわっているようです。
     ◇     ◆     ◇
 当初、電力会社からは「原発なしでは電力不足に陥る」と広報されました。しかし実際はそのようなことは起こらず、9月24日の本紙記事「今夏の電力需給安定」で報道された通り、酷暑だったことしのピーク時でさえも供給能力の8割台、平均最大電力は7割台と、350万キロワット以上の余裕がありました。
 つまり火力発電によって既に原発停止分を代替できているにもかかわらず、電力会社は「再生可能エネルギーの普及が進まなければ原発を代替できない」と繰り返してきました。その再生可能エネルギーも、8月に公表された固定価格買取り制度による認定出力と水力の合計は609万キロワット、夏場のピーク需要の45%、総発電量の20%に達する勢いです。しかしも今後は、省エネ機器の普及と人口減少で電力需要はますます減り続けることでしょう。
 また、震災前から「原発の発電コストは火力より格安」と宣伝されていましたが、原発で安いのは燃料費のみで、運転・維持や事故処理、核廃棄物処分に膨大な費用が掛かります。東北電力の平成21年度有価証券報告書から計算すると、1キロワット当たりの発電コストは火力8.1円に対して原発7.6円と既に僅差でした。震災後は事故対策コストが0.5円以上加算されますので、ほぼ逆転状態です。核廃棄物の地下埋設に至っては、コスト以前に地震列島日本で適地を探すことが絶望的です。
 そこで最近は「燃料原価高騰と円安で赤字になった(故に値上げが必要)」という広報に切り替わりました。しかし実際は燃料費調整制度などによって大半がカバーされますので、8月28日の本紙で報道された通り昨年度の家庭向け部門は黒字でした。
 これは家庭向けの電気料金が、「火力発電の燃料費増加分と、発電していない原発の維持費まで全てを経費としてもなお黒字になるほど割高だった」ことを私たちに教えてくれます。企業向け部門についても、原発維持費1240億円の3〜4割を削減するだけで、十分解消可能な赤字額でした。
     ◇     ◆     ◇
 しかし原発維持費は削減されるどころかさらに数百億円増額され、総括原価方式に基づく「事業報酬」も基準通りに原価の3%(850億円)申請されたことから、合計1650億円もの大幅な値上げが実施されました。
 今からでも遅くはありません。今後2年以上稼働しない原発に維持修繕コストを掛け続けることを見直し、勇気を持って「原発再稼働を断念」することで、電気料金の引き下げと将来にわたる「安全安心な暮らし」の実現が可能となります。そして、これこそが原発事故の被災地に立地する唯一の電力会社にとって、被災市民と「ともに、前へ」踏み出すための最優先事項なのではないでしょうか。
                            (投稿)
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河北新報     2013年09月24日(火)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130924t72010.htm

今夏の電力需給、安定 東北電力

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    【東北電力管内の今夏の需要状況】

 東北電力管内(新潟を含む東北7県)の今夏の電力需給は、需要に対する供給余力を示す予備率が一度も10%を切らず、安定的に推移した。火力発電所の復旧や節電意識の定着もあり、原発の運転停止が続く状況下でも需給が逼迫(ひっぱく)する状況は回避された。
 東日本大震災で被災した原町火力発電所(福島県南相馬市)の復旧などにより、東北電のピーク時供給力は約1500万キロワットまで回復した。
 今夏の最大電力需要(1時間平均)は8月19日の1322万キロワットで、夏前の猛暑時想定(1441万キロワット)、昨夏の最大実績(1364万キロワット)を下回った。東北電はピーク時供給力を1502万キロワットまで高め、予備率は13.6%だった。
 今シーズンで予備率が最も低下したのは、8月13日の11.2%。工場などのお盆休暇を見込み、一部火力を停止させるなどしたため供給力が一時的に落ちた。
 需給が「やや厳しい」(予備率8〜10%)、「厳しい」(同3〜5%)とされる水準に迫ることは一度もなかった。
 想定を下回る需要について、東北電は「気温が低めに推移したことや、利用者の節電効果が影響した」と分析している。8月の酷暑が土日、お盆期間に集中したこともピーク需要の抑制につながったとみられる。
 昨シーズンは、記録的な残暑に見舞われた9月18日、火力のトラブルによる停止も重なり、予備率が一時4パーセント程度まで急落。東京電力などから最大60万キロワットの融通を受ける事態となった。今夏は需給に影響する運転事故はなかった。
 原発抜きで夏場の余力が生じたことで、利用者から再稼働に疑問の声が出ることも想定される。東北電は「老朽火力を稼働させるなどした結果にすぎない。安定供給に向け、原発の必要性は変わっていない」と説明している。
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河北新報     2013年08月28日(水)
http://www.47news.jp/localnews/miyagi/2013/08/post_20130828071950.html

東北電、家庭向け黒字 値上げに疑問符も 12年度収支

 経済産業省が今月公表した大手電力各社の2012年度部門別収支計算書で、東北電力が唯一、家庭向け部門で黒字を保ったことが分かった。
 9月1日の料金引き上げを控え、利用者の間に「値上げは不要では」との疑念が膨らむのは必至。
 東北電は「厳しい財務状況に変わりはない」と理解を求めている。

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    【2012年度の電力各社の部門別収支結果】

◎「財務厳しい」と説明

 経産省が公表した電力各社(沖縄電力除く)の部門別純損益は表の通り。各社が軒並み赤字となる中、家庭部門は東北電だけが2600万円の黒字となった。全部門の合計は、原発停止の長期化に伴う燃料費増大などが響き、東北電を含む全社が赤字になった。
 11年度の計算書では、東北電は家庭向け、企業向けの両部門とも赤字で、損失幅はそれぞれ410億円、820億円だった。
 家庭部門の黒字転換について、東北電は「人件費圧縮などを他社に先駆けて進めた結果だ。コスト削減効果は家庭向けでより大きくなる」と強調する。発送電設備の大規模点検などを先送りしており、「必要な経費を計上していれば、家庭向けも赤字だった可能性がある」との認識を示す。
 東北電は東日本大震災による設備被害、原発停止に伴う燃料費負担などで収支が悪化している。幹部の一人は「家庭部門だけが黒字でも、経営改善にはあまり意味がない」と話した。
 東北電は9月、平均8.94%の家庭向けの値上げに踏み切る。黒字部門で負担増を求められることに、割り切れない思いを抱く利用者も少なくない。
 「脱原発東北電力株主の会」会員の杉山丞東北大特任教授は「値上げは燃料費高騰による赤字が理由との説明だったが、家庭向けは黒字なら不要だ。企業向けの上げ幅も大きく圧縮できるのではないか」と指摘した。
 東北電の値上げに対すする国の審査は、同社が提出した13〜15年度の収支見通しに基づいて行われた。経産省は「決算実績ではなく、先々を見通して料金原価の妥当性を判断した」(電力市場整備課)と説明する。
 東北電は値上げによる増収を前提に、2014年3月期決算で4期ぶりの黒字転換を目指す。ただ設備費などの計上額が確定していないこともあり、業績予想は「未定」のままとしている。

[部門別収支計算書] 経産省が電力各社の決算に基づくデータ提出を受け、毎年夏ごろに発表する。自由化されている企業向け部門で生んだ赤字を、家庭向けで充当していないか監視するのが目的。家庭向け、企業向けといった部門別収支は、各社の決算時には明らかにされていない。
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http://behind-the-days.at.webry.info/201309/article_15.html

河北新報 持時論 ”東北電力と「ともに、前へ」 原発不要 再稼働断念を” 杉山丞氏
2013/10/05 15:38

http://behind-the-days.at.webry.info/201310/article_6.html









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