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zoom RSS 3号機原子炉格納容器のフタは吹き飛んだ 【本】フォト・ルポルタージュ 福島を生きる人びと、豊田直巳著

<<   作成日時 : 2014/06/14 17:03   >>

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3号機の原子炉格納容器の黄色いフタが存在しない。原子炉の中身が空中高く吹き出し、その後、少なくとも1年以上もの長い期間、メルトダウンした原子炉内部からの噴出物を遮るものは何もなかった。 (←2014-12/24 蛍光色部を追加)

2012年4月に豊田直巳氏のブックレットを手にして、3号機と4号機を海側から撮った6〜7ページのカラー写真を見て確信した。ガレキ撤去作業が進んだおかげで、4号機の黄色いフタがはっきりと見える。それがあるべき場所を教えてくれている。

簡単に言えば・・・チェルノブイリ原発4号炉とほぼ同等か、それ以上の最も悲惨な状態が長期にわたって継続したことはほぼ確実であると考えられる。

そんな露骨な内容の本ではないかもしれないが、これからじっくり読もうと思う。


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同じ構造であるはずの3号機と4号機の東(海)側上空からの画像。
4号機では黄色のフタが確認できるが、3号機ではフタがあるべき場所に茶色の鉄骨が横たわる。

画像

この後、格納容器の上方にコンクリのフタが設置されてしまったので、その下がどうなっているのかわからなくなっている。3号機の格納容器のフタの写真を探しても私には見つけることができない。
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フォト・ルポルタージュ 福島を生きる人びと(岩波ブックレット、No.893)
著者 : 豊田直巳
¥ 907 / 岩波書店 / 2014年03月05日発売 / 96ページ

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/27/4/2708930.html

 自民党政権が復活し,原発推進の動きが息を吹き返している.しかし,福島原発事故は未だ収束の目途もなく,その傷跡による人々の苦しみは続く.被曝への不安,過酷な避難生活,仕事や暮らしを奪われ命を絶つ人――.震災直後から取材を続ける著者が,住民たちの声とともに,福島の現実をカラー写真とルポで鋭く描き出す.


http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/2708930/top.html

■ 編集部からのメッセージ
 東日本大震災および東京電力福島第一原発事故が発生してから,三年が経ちます.本書の著者である豊田直巳さんは,震災が発生した翌日2011年3月12日に福島の現地に取材に入りました.突然の避難に戸惑い,苦悩する人びとや,人気の消えた町の様子は,前著『フォト・ルポルタージュ 福島 原発震災のまち』にまとめました.本書は,その続編にあたります.
 本書では,引き続き福島の取材を続ける豊田さんが,「福島第一原発事故が人びとに何をもたらしているのか」に焦点を当て,まとめたものです.被曝の不安を抱えての暮らし,将来の展望がみえない避難生活,着々と進められている「除染」政策の矛盾,第一原発内での事故収束作業の実態など,福島の人びとが直面している問題が報告されます.なかでも,原発事故により,住みなれた家や仕事,家族との暮らしを奪われ,自ら命を絶った人たちについての話は,原発事故の被害の重さを感じさせます(第1章 原発事故が奪った命).
 2013年9月,東京にオリンピックを招致するため,安倍晋三首相は国際オリンピック委員会(IOC)で,福島第一原発事故について「状況はコントロール下に」あり,放射能汚染水の影響も「完全にブロックされている」と述べました.さらに,その2カ月前の7月,自民党政調会長の高市早苗氏は「爆発事故を起こした福島原発も含めて死亡者が出ている状況にない」と発言しました.しかし,本書を読めば,福島の現実が,こうした状況とはほど遠いものであることが理解できると思います.
 原発事故の事実や被害の実態を矮小化したい,という為政者の思い.そして,それに抗うことなく,福島の現実に目を向けずに忘却しようとしている日本社会.こうした状況は,崩壊したはずの「安全神話」をよみがえらせ,原発の再稼働を許す空気を生みだしていないでしょうか.原発事故は終わっていないという,その現実を直視することが,いま何よりも大切だと考えます.
 本書のタイトルを豊田さんは「福島に生きる人びと」とせず,「福島を生きる人びと」としました.そこには,原発事故後の世界を生きているのは,福島の人だけでなく,私たち一人ひとりである,という思いが込められています.私たち一人ひとりが,原発事故がもたらした現実に目を向けなければ,いま起きている被害を止めることも,また新たな原発事故を防ぐこともできない,との思いです.
 豊富なカラー写真と長期取材をまとめたルポによって,原発事故の現実,福島のいまを伝える本書をぜひ多くの方に読んでいただければと思います.
(編集部・田中宏幸)

■ 著者プロフィール
豊田直巳(とよだ・なおみ)
 フォトジャーナリスト.日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員.1956年静岡県生まれ.1983年よりパレスチナ取材を開始.1995年以降は中東のみならず,アジア,バルカン半島,アフリカなどの紛争地をめぐり,そこに暮らす人びとの日常を取材している.2011年3月11日に発生した東日本大震災・原発事故の翌日から,福島の現地に入り,取材を開始した.2003年,平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞.
著書に『戦争を止めたい――フォトジャーナリストの見る世界』(岩波ジュニア新書),『フォト・ルポルタージュ 福島 原発震災のまち』(岩波ブックレット),『フクシマ元年』(毎日新聞社),写真集に『イラク 爆撃と占領の日々』(岩波書店),『イラクの子供たち』『パレスチナの子供たち』『大津波アチェの子供たち』(以上,第三書館)など.2013年,ドキュメンタリー映画『遺言――原発さえなければ』(野田雅也氏との共同監督)を完成.
ツイッター: @NaomiTOYODA
映画『遺言――原発さえなければ』公式サイト: http://yuigon-fukushima.com/

■ 目次
はじめに――忘却がもたらすもの

第1章 原発事故が奪った命
1 「生きてきた証し」を踏みにじられて/2 喪失の果てに/3 「原発さえなければ」を遺して

第2章 被曝と健康への不安の中で
1 甲状腺検査への戸惑い/2 情報の隠蔽が招いた被曝

第3章 残ること,避難すること
1 言葉を奪われる母親たち/2 避難し続ける意志とためらい

第4章 新たな「安全神話」に抗して
1 誰のため,何のための除染か/2 分断された「美しい村」/3 疲弊する事故収束作業の現場

おわりに――私たちも福島を生きている

地図
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【追加情報1】
nanohanaさんのブログ
原発施設、原子炉格納容器、圧力容器の大きさについて
http://nanohana.me/?p=11380

【追加情報2】
Newton   2014年4月号
画像
西側上空からの画像。4号機(右)にはオレンジ色の格納容器のフタが確認できる。しかし、3号機(左)の同じ位置を見ても、オレンジ色の格納容器のフタは確認できない。

【追加情報3】
NHKスペシャル   2014年12月21日放送
「メルトダウン File.5 知られざる放射能大量放出」
(放送内容) http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1221/
(動画サイト) http://www.at-douga.com/?p=12754
画像
3号機と4号機の北側からの映像。
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【関連ブログ記事】

福島第一原発から20km以上離れた場所の路上の黒い物体の分析結果に関する論文(2014年2月公開)
2014/06/03 19:13
http://behind-the-days.at.webry.info/201406/article_4.html

和訳「燃料棒の破片が2号機の外で発見され、現在ブルドーザで土をかぶせられている」(2011-4/7)
2011/09/29 19:36
http://behind-the-days.at.webry.info/201109/article_2.html

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