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zoom RSS 侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館の新館オープン(中国) + 「731免責の系譜」(太田昌克・著)

<<   作成日時 : 2015/08/18 03:25   >>

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731部隊に関する情報は中国による捏造だと自信満々に主張する不思議な方々もおられるようなので、この731部隊の記事の紹介にも多少の工夫が必要かもしれない。確かに今となっては、多くの証拠は闇の中に葬られてしまったであろうことは私にも容易に想像できる。

上記の工夫としては、例えば参考文献を並べて紹介するのが無難かなあ・・・そんなことを思っていたところ、ちょうど「731免責の系譜  細菌戦部隊と秘蔵のファイル」(太田昌克・著、日本評論社)が手元にあった。私もまだ隅々まで読み込んだわけではないが、いろいろ調べる足掛かりになりそうである。このような本をまだ読んだことのない方のために、重要と思われる部分を末尾に抜書きしておくことにしよう。



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長崎新聞   2015年08月15日(土)
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20150815/wo2015081501001467.shtml

731部隊、新館オープン 中国ハルビンの展示施設

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河北新報   2015年08月15日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201508/2015081501001467.html

731部隊、新館オープン 中国ハルビンの展示施設

 【ハルビン共同】旧関東軍が人体実験などにより細菌兵器開発を進めた中国黒竜江省ハルビン市の旧関東軍防疫給水部(731部隊)跡地にある展示施設「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館」の新館が建設され、15日、開館式典が行われた。
 今年を「抗日戦争と反ファシズム戦争勝利70年」と位置付ける習近平指導部の記念活動の一環。日本の終戦記念日の15日に式典を開くことで、歴史問題で日本をけん制する狙いがある。
 731部隊跡地の世界文化遺産登録も目指しており、登録申請の動きを加速する構えだ。
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「731免責の系譜 細菌戦部隊と秘蔵のファイル」(太田昌克・著、日本評論社)
http://www.nippyo.co.jp/book/901.html

【内容紹介】
死期近かった元陸軍参謀から若き記者に託された「秘蔵ファイル」、それは細菌・化学兵器の実態とGHQとの裏取引を証する第一級のマル秘資料。推理・推論でしか迫れなかった現代史の闇の一角が、ついに白日の下に曝される!

【目 次】
序 章 秘蔵のファイル
 一枚のメモ
 老科学者の本音
 意外な評価
 新たな冊子
 「新妻ファイル」 ほか
第1章 終戦と証拠隠滅
 広島から市ヶ谷へ
 マルタ四〇四本の処理焼却
 独断専行の参謀次長特使
 満州からの敗走
 頭痛の種 ほか
第2章 米軍調査開始と戦犯免責付与
 アメリカの危惧
 見抜かれていた意図
 夜桜特攻隊
 尋問開始
 戦犯免責付与 ほか
第3章 調査継続と情報操作
 「分身」の細菌専門家
 ビルマの遺品
 尋問開始と「影響力ある政治家」
 内地帰還と一か月の「療養」生活
 昨日話した「ステートメント」 ほか
第4章 隠された真実
 「覆面が落ちてゆくのではないか…」
 追伸・番頭の「持論」
 「Px」の秘匿
 二代目部隊長
 「マルタの血液だったのかもしれない」 ほか
第5章 免責の系譜
 蘇る部隊関係者
 凍結乾燥
 血液銀行企画草案
 上官は石井四郎
 朝鮮戦争 ほか

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【以下、抜書き】

(13ページ)
『「新妻ファイル」をひもときながら、四五年八月六日の広島への原爆投下から、アメリカ軍の細菌戦疑惑がいまだに払拭されない五十年六月開戦の朝鮮戦争まで、七三一部隊とその関係者の軌跡を追った。そしてそこからは、証拠隠滅から戦争犯罪の免責、戦後の暗躍へと至る謎の部隊の「免責の系譜」を読み取ることができる。』

(33ページ)
『「破壊作業・・・突然のソ連の侵攻で、われわれは本部の壁に穴を開ける・・・そうした作業をして、最後にマルタの処理があった・・・「マルタ」とは中国人や韓国・朝鮮人、ロシア人、モンゴル人捕虜の通称である・・・ペストや炭疽(たんそ)、チフス、コレラなどの各種細菌、さらにはウィルスやリケッチアを使った感染実験や、細菌爆弾の投下実験で標的にされた生身の人間である。その犠牲者はおよそ三千人といわれている。』

(34ページ)
『教育部に配布されていた「七三一部隊史」の焼却を行った・・・そこには中国やノモンハンでの細菌作戦や、マルタを使った人体実験などの重大機密が書かれていたという・・・なお上司の西(俊英軍医)中佐はこの後ソ連軍の捕虜となり・・・ガス壊疽(えそ)菌を感染させるためマルタ10人を標的にした細菌爆弾の投下実験が行われた状況や、ソ連軍の捕虜となった際に服用する青酸カリを部下に手渡した経緯などを詳述している。』

(35ページ)
『「マルタ四〇四本の焼却処置が終了しました」。この伍長は総指揮官の大田大佐に業務報告を行った・・・彼が言うには、ロ号棟に入った時点ですでに大半のマルタは息絶えていた。そして三日間、ひたすら遺体を焼き続けたという。』

(35ページ)
『部隊幹部の間で最大の懸念事項だったマルタの処理。現場を預かる大田大佐は部隊員の労をこうねぎらったという。「ほぼ処理の目的が達成された。これで天皇は縛り首にならずにすむ。ありがとう」−。』

(37ページ)
『彼(朝枝中佐)は戦後をまとめた手記にこう書いている。「七三一部隊がソ連の手中に陥れば、その実態が世界に暴露されて、やがては、『天皇戦犯』の大問題がおこり、皇室の根底にもかかわることになりかねないと判断した」。』

(40〜41ページ)
『その石川(太刀雄丸、四三年に教授として金沢医科大に転出)は人体実験が発覚した四七年、アメリカ側の調査に対し「人工的にペスト感染させた人体から採った標本の数が一八〇にのぼった」と答えている。また部隊から約五〇〇人分、計八五〇例もの病理標本を持ち帰った部類の剖検マニアとして知られる。戦後は金沢大医学部教授として表社会を公然と歩み、同大がん研究所所長などを務めた。』

(150ページ)
『秘蔵の新妻ファイルから読み取れる「免責の系譜」。一九四五年秋に始まるアメリカ軍の尋問当初から、七三一部隊には戦犯免責が付与され、部隊幹部、関係者は戦後社会への復帰の足がかりを確保した。そして四七年に人体実験が発覚した際にも、最初の免責が功を奏し、実験データと引き替えにアメリカ本国からも公式に免責が確認された。これで彼らに、戦後の表社会を公然と歩む担保が名実ともに与えられた。』

(150ページ)
『昔の仲間が集まった・・・内藤(良一元軍医中佐、石井四朗部隊長の「番頭」)はかねてより温めていたある構想を披露・・・それは内藤の死後、史上最悪の薬害事件を引き起こす血液製剤のトップメーカーの誕生へとつながる。創業時の役員八人のうち、四人までが旧陸軍の細菌戦関係者で占められた。』

(162ページ)
『薬害エイズ事件を引き起こし、歴代三人の社長が逮捕、起訴された「ミドリ十字」の前身、「日本ブラッド・バンク」。その誕生の歴史には一つ目の「免責の系譜」が読み取れる。』

(238ページ)
『とにかく事実を調べ上げて、それを知ること。すると自ずと負の遺産がもたらす憎悪の連鎖を断ち切れるのではないか。その過程できっと、間違いも見つかるし、失敗もあるはずだ。でもそれを恐れず、時に許し、正し合いながら、事実を積み重ねていくしかない。』

()
『』

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