原爆投下から半世紀以上たっても被爆者に白血病が多い。これほど長期間影響が残る原因の一つが分かった。

”放射線被ばくにより、ある特定の遺伝子が損傷すると、骨髄異形成症候群(MDS)や白血病を発症しやすくなる可能性がある。だから、放射線被ばくは極力避けるべきである”
とストレートに表現してはいけない理由があるだろうか。


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河北新報               2013年09月10日(火)

白血病抑える遺伝子発見

被ばく後の発症に関与 広島大など

 放射線被ばくなどでDNAが傷ついても、白血病などの発症を抑えるように働く遺伝子を見つけたと広島大などのチームが9日付の米科学誌キャンサーセルに発表した。加齢などでこの遺伝子が欠けることが、被ばくから数十年が経過しても白血病を発症する一因とみている。

 チームの稲葉俊哉広島大教授は「原爆投下から半世紀以上もたっても被爆者に白血病が多い。なぜこれほど長期間影響が残るのか、原因の一つが分かった」と話している。

 チームは、血液の細胞に異常が生じる骨髄異形成症候群(MDS)や白血病の患者に着目。原爆などで被ばくした数年から数十年後に発症するケースでは、何らかの理由で本来2本あるはずの7番染色体のうち、1本が血液の細胞から失われていることが多かった。

 このことから7番染色体に、発症を抑える遺伝子があるとみて調べ、数百個の遺伝子の中から、細胞の増殖を抑える遺伝子「Samd9L」を特定。この遺伝子の数を減らしたマウスをつくり約2年間観察した。

 この遺伝子が全くないマウスは60%が白血病やMDSで死に、一つしかないマウスも53%が死んだ。遺伝子が二つある正常なマウスの発症は7%で、他のがんの発症率は変わらなかったことから、この遺伝子が白血病やMDSを抑えていると判断した。病気を抑える仕組みは不明。

画像

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河北新報Kolnet      2013年09月10日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/2013090901001982.htm

白血病抑える遺伝子発見 広島大チーム

 放射線被ばくなどでDNAが傷ついても、白血病などの発症を抑えるように働く遺伝子を見つけたと広島大などのチームが9日付の米科学誌キャンサーセルに発表した。加齢などでこの遺伝子が欠けることが、被ばくから数十年が経過しても白血病を発症する一因とみている。
 チームの稲葉俊哉広島大教授は「原爆投下から半世紀以上たっても被爆者に白血病が多い。なぜこれほど長期間影響が残るのか、原因の一つが分かった」としている。
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